ご葬儀の相談での出来事(法名について) 名古屋市熱田区浄土真宗 大谷派 白毫寺

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ご葬儀の相談での出来事(法名について)

先日、自坊のご門徒さんからご葬儀の依頼をうけた時のお話しです。通夜・葬儀の時間などを決めさせていただき、法名をどうするかというお話しになりました。その時「院号法名は家族に書いてほしいという遺言があったので、そうしたい」というお申し出でした。今までにないことだったので思わず返答に困ってしまいました。さらに亡くなられた方は、女優さんの米倉涼子という院号法名にしたいとも言っていたというのです。ご門徒さんは得度を受けられているわけでもありません。

改めてきちんとお伝えしなければと思い、院号法名の意味をお伝えすることにしました。「院号法名」とは元来、俗名(現世での名前)あらため、仏弟子となる決意を表明する名前であることです。院号法名をつけさせていただくことで、阿弥陀如来との機縁につながる名前にするだとの思いでつけるものです。また、私どもが特に配慮していることは、その方が生きてこられて人生の集約になるような院号法名をつけたいと願っています。そのようなことをお伝えさせていただき、この度はお寺にお任せいただくことができました。色々改めて気づかされること、考えさせられることがあるものです。

名古屋市熱田区 浄土真宗 白毫寺 釋尼慶喜